まだまだ検証中の容量無制限クラウドディスクの「Bitcasa」について、実際に検証した際に生じた問題点などを中心にまとめてみた。
クラウドディスクへのコピー(アップロード)
- クラウドディスクにアップロード(コピー)するとその分の容量が内蔵ドライブに一度キャシュされる
- 内蔵ドライブの残容量より大きいファイル容量をコピーすると、内蔵ドライブが使えなくなり途中でコピーが止まる(実際のアップロードの前にアップロード分のキャッシュが作られるため)
- 内蔵ドライブへのキャッシュ後、小さいチャンクへの分割と暗号化にCPUパワーを大きく使うようだ。そのチャンクへの分割と暗号化処理が終われば、アップロード処理が終わらなくてもCPUは次第に落ち着いてきた
- フォルダ名、ファイル名として日本語は利用できるようだが、アップロードしたパソコンとは別のパソコンでアクセスした際にファイルが見つからなかったりフォルダがなかったりする
- アップロードが済んだキャッシュは徐々に消えていき、キャッシュ量がアプリで設定した容量を超えていたら、そこまで下がる
- アップロードしたパソコンではそのファイルが見えても、別のパソコンからすぐ読み込めるわけではない(これはDropboxなど他のクラウドディスクの仕組みと同様で、アップロードが終わっていないため)
- アップロードが終わったとしても、他のパソコンからは一旦BitcasaからExitしないとディスク内が最新の状態にならない(これが結構メンドクサイ。これくらい自動更新してくれ!)
- クラウドディスクへのコピーは、Bitcasa的には「移動」になるらしい。Macでoptionボタンを押さずにフォルダをBitcasaのディスクへドラッグ&ドロップしたら、Mac側のフォルダがなくなっていた。これは要注意。
ディスクの読み込み
- 音楽ファイルの読み込みは、プレイヤーアプリやその設定(メモリキャッシュなど)によっては音飛びがあったが、ほぼ問題なく快適に利用できた
参考:Google+の投稿 - 動画ファイルの読み込みは、短めのもの、そしてほかにCPUを食うような作業をしていなければコマ落ちなく再生できた。ただ10~15分以上の動画や他の作業をしながらの「ながら見」だと途中で止まることがあり、不安があった
クロスプラットフォーム(Mac&Win)
- 上記日本語ファイル名の問題はMac&Winで多く発生するようだ。Macで読みこめてもWinで読めない、またその逆の場合もしょっちゅうあった。
- Macでアップしたファイルの名前に濁点があると、Winで読み込んだときに半角中黒に化ける
- Windows 7で特に問題が多く生じた。Windows 7でアップ中にBitcasa.exeが異常終了したり、エラーの発生が頻発。
- Windows 7でアップしたファイルがXPで読み込まなかったりした。
以上より総合すると、ベータ版だけあってまだまBitcasaは不確定要素が多い。特にMac&Winなど複数のパソコンで使う際やファイル名に日本語を使うとリスクが伴うようだ(「クラウドディスク」でそれはちょっとダメだよねぇ)。
[qa]
[…] Mac側にキャッシュを作る。キャッシュしてるファイルは当然早い 自分で容量を決めれますが、最低1GBのキャッシュファイルをローカル側に作成します。 当然キャッシュの容量を増やしたほうが早くファイルを操作できますが、WiMax回線でちょっともたつくなという感じなので、光回線とかだったら 技術的なことはこちらの記事を参考にさせていただきました。 容量無制限クラウドディスク「Bitcasa」で実際に起こったことをまとめてみ… […]
[…] ✓関連リンク:容量無制限クラウドディスク「Bitcasa」で実際に起こったことをまとめてみた | はっぴーまっくネット […]