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Google+に出会いを求めたのは間違っているだろうか。〜ありがとうGoogle+〜

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Google+は2019年4月2日をもって終了します。ボクは2011年7月11日より使い始めて7年9ヶ月が経ちました。多くの時間をこのSNSに費やしてきた数少ないアクティブユーザーの一人です。

Google+はAndroidユーザーを中心に多くの人に知られていますが、ほとんど使われなかったSNSだと思っています。しかしボクにとってGoogle+は多くの時間を費やし、そして大切なものを残してくれたSNSなのです。

そこでGoogle+を使ったことのない人に、Google+が一体どういう存在だったかをヘビーユーザーの一人として伝えておきたいと思い、記事を書くことにしました。ただこれはあくまでボク個人の見方であり、一人一人が違う意味合いを持っていることを前提に。


この招待状からボクのGoogle+ライフは始まりました。

Google+が他のSNSと決定的に違う魅力

ボクがなぜこんなにGoogle+に思い入れがあるかというと、その理由はただ一つ。「新しい出会いの場所」であったからです。

そもそもSNSが人との交流の場所なのは当たり前ですが、Google+はFacebookやTwitterとは全く違う新しい人間関係を構築できるという特長がありました。Facebookは既にある関係がそのままネットに展開されるものであり、Twitterは人と繋がるけどもその関係性は希薄で、新しい人間関係を構築することはGoogle+と比べ非常に難しい。

Google+は初めての出会いから人と人との関係を深め、構築することができた、ボクにとって理想的なソーシャルコミュニティだったのです。

リアルな人間関係が苦手でも受け入れてくれた唯一の場所

ボクはもともと人間関係を作ることがとても苦手で、基本的に一人でいることが大好きな人間でした(といっても今も一人が一番好きですがw)。しかしGoogle+はボクのその苦手意識を大きく改善してくれました。ネットでも人間関係を作ることができること、そしてそれがとても面白いことだと教えてくれたのです。

Google+にはボクの話に耳を傾けてくれる人がたくさんいてくれました。何か投稿すれば何かしらの反応があったのです。その何気ない繰り返しが、いつの間にか心地良い人間関係を育て、その面白さを感じさせてくれたのです。Google+上だけでなく、オフでも会える人ができ、さらには悩みを相談できる人間関係までも作ることができました。今までの苦手意識は一体なんだったのか!

例えばボクがGoogle+を使い始めて一周年を迎えたときは、投稿にたくさんのコメントが付いて、みんながお祝いしてくれました。


これはGoogle+が一周年のときの「右上さん」。右上さんというのは、フォロワーさんとの繋がりが強い順にアイコンを序列で表示するアプリで、画面の右上に表示されることからその名前が付きました。右上さんコミュニティもあります。

Google+で多くの人がアクティブになると、次から次へといろんな投稿がストリーム(タイムライン)に流れ、とても賑やかになります。そこにいた人にしかわからないモーレツに楽しい雰囲気を楽しむことができました。これはGoogle+でしか味わえない醍醐味だったのです。

居心地のいい場所からどんどん人がいなくなる悲しみ

Google+でボクが注力したのは、自分自身の新しい人間関係を作ることはもちろん、他の人にもそれができるようにしたことです。お互いに楽しい場所になれば、もっと多くの人がGoogle+にやってくるし、アクティブに利用するだろうと考えました。

中でもGoogle+のコミュニティである「G+ハッピー交流会」はボクにとってたくさんの人との繋がりを助けてくれました。元々Google+にあった「サークル」と言う機能のおかげで、たくさんの共通な興味をもつ人たちと繋がることができたのです。

しかしボクが望んだ理想のGoogle+とは逆に、どんどんGoogle+からは人がいなくなっていきました。なぜこうなってしまったのか。Googleが改悪を続けたからなのか、多くの人にとってTwitterの方が相性が良かったからなのか…ボクにはよくわかりません。

今や残っているのはボクのようにGoogle+と相性が良かったごく少数の人たちだけ。もはや「新しい出会い」は、ないものねだりとなり、結局アクティブユーザーは常に同じで、結局は馴れ合いの場所となっていきました。

Google+が残してくれたもの

今でもボクにとってGoogle+はどこよりも居心地の良いソーシャルメディアなのです。しかしGoogleはここをコンシューマ向けのSNSとして続けることを辞める決断をしました。個人情報流出の代償として。ヘビーユーザーの一人として大変不本意ではありますが、Googleにとって今後続けていくことに意義を見いだせなかった結果だとボクは考えています。

数少ないGoogle+アクティブユーザーの今後の活動場所は様々で、MeWeやTwitterなど各々が好みに合ったSNSへ分散するようです。同じ雰囲気を味わえるSNSがない中では分散してしまうのは致し方のないことでしょう。

でも、Google+は貴重なギフトを残してくれました。多くの新しい出会いと人間関係。それはボクにとってGoogle+がなかったら持つことができなかった大きな財産となりました。

たくさんの貴重な出会いをありがとう、Google+。

そしてGoogle+で出会えた皆さん、残念ながらもう同じ場所で会うことはできなくなりますが、ネットでもリアルでもボクはアクティブに活動していきますので、これからもどうぞよろしくお願いします!


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