Apple ID とは?
どうも、リョウサトウ(@ryosatony)です!iTunes StoreやiCloudなどアップルのサービスを使うために、Apple IDが必要な場面が増えて来ましたね。
iPhoneやiPadを買ったらすぐに登録が必要になることから、パソコンを利用しないような一般の人でもほぼみんな持つことになるこのApple IDについて、知っておいて欲しいことをまとめました。
Apple IDは、iTunes Store でのご購入、iCloud の使用、Apple Online Store でのご購入、Apple Store でのサービスのご予約、Apple サポートへのアクセスほか、すべての Apple のサービスをご利用いただく際に使用するユーザ名です。
すなわち、Apple IDはApple製品を利用するときに、アップルからサービスを受ける場合に必要なものとなります。通常は登録したメールアドレスがApple IDとなり、登録したパスワードと共に利用します。
例えばiPhoneを購入して利用開始したとき、App StoreからいろんなアプリをダウンロードするにはApple IDが必要なので、ほぼすべての人がApple IDを利用することになります。
しかしApple ID自体よくわからないまま使ってる人も多いのではないでしょうか。そこでApple IDの役割を整理をしてみました。
Apple ID の役割
利用者側としてみてみると、Apple IDには大きく分けて2つの役割があるといえます。
Apple ID の役割
1)決済およびアプリの認証
2)データ管理(iCloud)およびコミュニケーション
以下、一つ一つ具体的に説明していきます。
1)決済およびアプリの認証
オンラインのアップルストアで買い物するとき、Appストアでアプリを購入したり、iTunesストアで音楽の購入や動画をレンタルするときに必要となるものです。基本的にお金が絡むこと、ともいえますね。
たぶん今までのiPhone / iPadユーザーにとってはこれがないとアプリがダウンロードできないため、ほとんどの人が利用していると思います。
このApple IDで購入したものは、たとえ無料であっても他のApple IDで認証したiPhoneやiPod touch、iPadでは使うことができません。Apple IDの中では一番重要な役割を担っている部分です。
2)データ管理(iCloud)およびコミュニケーション
ちょっと大ざっぱなまとめ方ではありますが、個人的に利用しているサービスのデータ管理やコミュニケーションアプリの個人を特定するIDにも使われています。
具体的には主にiCloudというクラウドサービスで管理される画像やメール、Safariブックマーク、カレンダー、連絡先、リマインダーなどデバイスのバックアップ・様々なデータの同期。そしてFaceTime(≒テレビ電話)やiMessage(≒メール)を利用するときです。
参考 Apple – iCloud – 好きなものを、好きなところで。
FaceTimeとiMessageは複数のデバイスで同じApple IDを登録しておけば、全ての設定したデバイスで同時に相手からの連絡を受けることができ、とても便利なのです(複数デバイスに連絡が来てどれか1つのデバイスで受信したり、送信することになります)。
すなわち、このApple IDがクラウドサービスの要としてデータを橋渡しする役割を担っているといえます。
以上がApple IDの大きな2つの役割です。
デバイスのあちこちでApple IDを使うことになりますが、こういった2つの役割のためにApple IDが使われていることを頭に置いておくと理解しやすいかと思います。
こんなにいろいろな役割があっても、1つのApple IDがあれば済んでしまうのだから、Apple IDってとても便利ですよね。
Apple IDを2つもつ意義
ボクは偶然が重なって上記の役割毎にApple IDがわかれました。つまり2つのApple IDがあります。最初は意味もなく成り行きで2つになってしまったのですが、Apple IDを上記のように役割ごとに分けられたのは、実はメリットがあることに気が付きました。
というのも、Apple IDは、iTunes Storeで不正購入が発生する場合があるので、いつでも変えられるように(できれば定期的に変更するように)した方がセキュリティ上断然良いのです。
現に僕は今年2011年の6月12日(なんと誕生日!)の朝に不正購入が発覚。慌ててアップルに連絡してキャンセルしてもらい(「iTunes Store 販売規約では購入した商品を返品・交換することはできません」とあり、本来返品・交換は不可)、Apple IDを変更したことがあります。
実はApple IDは割と簡単に変更することができます。なので、いざとなれば変更すれば無問題ともいえますね。もちろんApple IDを変更しても今まで購入したものは新しいApple IDに移行され、そのまま使うことができます。
ところが…やったことある方はご存じと思いますが、Apple IDを変えるとあちこちの設定を変更しなければならず、影響範囲がかなりでかい。
たとえば先日の不正購入で、僕が持っている全てのApple製品、MacBook Air、MacBook、Apple TV、iPhone、iPod touch、iPad 1、iPad 2の合計7台すべてのApple IDとパスワードを変更することになりましたが、かなり骨の折れるめんどくさい作業。iTunes Storeだけでなく、Mac App Storeもありますので、正直参りました。
あのときはまだiCloudがなかったのでまだ変更の手間はこれでもマシでしたが、今後iCloudの設定も全て変えるとなると、ヘタしたら休日がつぶれてしまったところです。
とまぁ、ここまで多くのデバイスを持っている方は少ないとは思いますが、できるだけ変更は最小限に留めたいものですよね。
結論
アップルとしては1つのApple IDだけを使い回す方を勧めているようですけど、個人的にはApple IDを役割ごとに使い分けるのがオススメです!
結論
Apple ID は2つ用意し、購入とデータ管理の観点で使い分けることでセキュリティが高まり、利便性も上がる。
AppleIDについての解説、読ませていただきました。わかりやすくて良かったです!
仕事仲間と、FaceTimeで複数人数の会議をすることになり、お互いのIDを聞いたのですが、私以外の人はYahooやgmailをIDに使っているようです。
私はiphoneのケータイメルアドを使っているのですが、ほかのかたのようにフリーメールをIDとして使うことにとくべつのメリットがあるのですか?
@さとうようこ これは予想ですが、メアドであればIDになりえるので、フリーメールが入手しやすい、かつ長期的に使えるからだと思います。YahooやGmailなら一度取れば会社が潰れない限りサービスは続きますので。
iPhoneのケータイメアドは、もしMNPなどでキャリアを替えたら変わることになる(前のiPhoneのケータイメアドが使えなくなる)ので、そうするといろいろ変更手続きが面倒になります。長く使うIDはなるべく変更の可能性が小さいものを使うのがよいと思いますよ。