カード決済サービス付きのネットショップを無料で作れる時代
どうも、リョウサトウ(@ryosatony)です!ネットショップの運営などに欠かせないのがクレジットカードの決済サービス。決済システムを導入するとなると導入費用がかかるのはもちろん、決済のたびに手数料を持って行かれてしまいます。最近は決済システムが付いたレンタルサーバーを安価で提供してるところも多いですよね。
そんな中、初期費用、月額費用、決済手数料が無料の決済サービスSPIKE(スパイク)が登場しました。SPIKEを利用し、売りたい商品を登録すれば、ものの1分で物を販売するしくみができてしまいます。すごい。
SPIKEのサービスプランには「フリープラン」と「ビジネスプレミアム」の2種類あります。
フリープランの場合、初期費用、月額費用、決済手数料はかかりません(但し月100万円以内)。ビジネスプレミアムは初期費用0円、月額費用3,000円、決済手数料は1000万円まで0円で超過分に2.5%+30円の手数料がかかります(2014年8月現在)。
参考 価格 – SPIKE(スパイク)
なんで無料でできるの?
一般的にクレジットカード払いは数%の決済手数料がかかるはず。それをどうしてこのサービスは0%にできるのか。そのカラクリはフリーミアムのビジネスモデルにあるという。
(CEOの)佐藤氏は「決済のトランザクションは、上位1割が全体の9割のボリュームを稼ぎ、その他9割が1割のボリュームを稼ぐ非対称性を持つケースが多い」と説明する。SPIKEでは、今後開始する予定のビジネスプレミアムでその“上位1割”からフィーを得るほか、そこから派生する付加価値の提供によって無料サービスを進めていくという。
参考 手数料無料の決済サービス「SPIKE」、いよいよオープンベータ版を公開 – TechCrunch
つまり1割の有料サービス利用者が、9割の無料サービス利用者を支えると。なるほど。
ちなみにSPIKEを提供するmetaps(メタップス)という会社は、元アップル社長の前刀禎明さんや元Googleの村上憲郎さんが顧問として入っている。
あっという間に使い始められるのも大きな魅力
「1分で始められる手軽さ」を謳ってるだけあって、申し込みから利用開始まではホントにあっという間です。ブログなどに貼れる購入ボタンも用意されてるので、簡易的なECサイトがすぐに作れます。ソーシャルメディアへの共有ボタンももちろんデフォルトで用意されてます。
これをブログに貼るとこんな感じになります。
なお、フリープランの場合、1つの商品あたり300円から6万円までの金額が設定できます。
参考 SPIKEで決済できる上限/下限金額はいくらですか? – SPIKE ヘルプ
ちなみにギフトカードやプリペイドカードなど、販売できないものもあるので、販売するときは事前に「SPIKEで販売できないのはどのような商品ですか?」をチェックしておきましょう。
全てが無料というわけではない。3つの手数料に注意
通常の利用上はお金が発生しないSPIKEですが、「フリープラン」「ビジネスプレミアム」ともに売上が指定口座に振り込まれる際に、振込手数料として1回500円(税込)がかかります。
振込手数料は、申請ごとの都度課金となっており、このほか、返金手続きなどでは、返金手数料、チャージバック手数料が設定されています。
参考 決済手数料も無料、Webサイトを簡単にクレカ決済対応にできる「SPIKE」 – ケータイ Watch
ショップ運営者側にお金がかかるのは以下の3パターンのようです。
・振込手数料…銀行/PayPalへの振込時
・返金手数料…ユーザーから返金のリクエストがあった時点
・チャージバック手数料…特定の取引についてチャージバック(請求の取り消し)が行われた時点
参考
・ユーザーへの請求にはどのようなものがありますか?また、それはいつ行われますか? – SPIKE ヘルプ
・ 返金(注文キャンセル)の際に処理手数料は発生しますか? – SPIKE ヘルプ
・チャージバック(請求取り消し)とは何ですか? – SPIKE ヘルプ
さいごに
LINE MALL(ラインモール)なども登場し、誰もがカンタンに物を売れる時代になってきましたね。お客様の信頼を勝ち取り、多くの利益を上げられるショップの運営を目指しましょう!