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一般ユーザーが楽しみづらいSNS「note」に未来はあるのか

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noteは頑張らないと楽しくならないSNS

notenoteが登場して2週間が過ぎたが、みっちり10日間使ったあたりから、そろそろ疲れてきた。というか正直なところ使っててもあまり面白くなってこないので、しばらく離れているという状態だ。

この2週間でいろいろな人がnote楽しむアイデアを提案したり、試してみていた。noteが機能不足なのはみんなわかっているので、工夫して楽しくやっていこうというわけだ。

確かにあれがないこれがないと文句言うより工夫して楽しむ方が健全だ。しかしSNSに限って言えば、そんな肩肘張っていないと楽しめない状況というのはちょっと問題だと思う。それならTwitterでいいし、単純に作品を売りたければ決済手数料0%のSPIKEを使えば手数料も安くあがる。

noteのいいところは、自分の価値、すなわちセルフブランド力をSNSのパワーで上げつつ、そのまま作品を購入してもらえることだと思っている。しかしコミュニケーションの機能不足が肝心のSNSのパワー不足をもたらし、一般クリエイターがファンであるお客さんを購入にまで至らせるのにはあまりにも条件が厳しすぎる。

しかも投稿の賞味期限は驚くほど短く、あっと言う間に忘却の彼方だ。タイミングを間違えると本当に誰にも見られない投稿となってしまう。再共有の仕組みも今のところまだない。

リリース当初からあるべきコンテンツの検索機能も未だにないのである。読みたい作品はもちろん、いつも追っているアカウントを探すのも非常に大変。コンテンツが重要なメディアだけに、この辺は理解に苦しむ仕様である。

こういった機能不足を各自のアイデア、例えば目次のノート(見て欲しい自分のノートへのリンク集)を作るなどでしのいでる。もっとも目次を作ったところで、その目次にさえ安易にたどり着けない状態なのだけれど。

またテキストノートにいたっては、「もっとみる」を押して別ページへ遷移しないとコンテンツの全容を見ることができず、「もっとみる」のをためらってしまう仕様。実にメンドクサイ。基本的にそこまでして見たいノートってないんだけど…。

もっとみるリンク

過疎化が進むnote

ボクのアカウントでは1600人ほどフォローしているのだが、ごく一部の人が投稿しているだけであり、そしてnoteを頑張って面白くしようとしてる人たちにポツポツとコメントがある程度だ。

開始当初からそれほど活発ではなかったが、ここ一週間はさらにアクティブユーザーが減っている印象を受ける。何よりボク自身がコミュニケーションに面白みを見出せなくなってしまい、既に一週間投稿していないROM(読むだけの人)である。

フリーライターの鷹野凌氏がブログ「見て歩く者」で指摘しているように、noteには「場」がない。とにかく自分の力でファンを集め、作品としての魅力を訴え、コミュニケーションしながら売上に結びつけていかなければならない。

フリマやコミケのように、会場で偶然的なファンとの交流や出会いがあれば、売れなくても投稿したりコメント入れるだけで楽しいものだが、過疎の村でお店を開いているような感覚は、売れない時の悔しさやつまらなさを増長させていると思えてならない。

一般ユーザーが楽しみづらいnote

コミュニケーション機能が貧弱なのは、著名人を軸にした設計で作られたからというのがボクの見方である。一般ユーザーが当たり前と思ってるコミュニケーション機能が付いていないということは、一般ユーザーのコミュニケーションの障壁はあえて目をつぶったということだ。

例えば「noteを一週間みっちり使って感じたこと」でも書いたように、noteにはTwitterやFacebookが登場したときからあるデフォルトの機能、リプライ(メンション)がない。

そしてコメントを書くと投稿者には通知が行くが、コメントを入れた人への通知はないので、投稿者からの返事コメントに気付くことができないのだ(代わりに相手のコメントに「スキ」ボタンを押して「コメント見たよ」的な使い方はできる)。(※)

(※追記)4/15 15:00頃、通知が来るようになったという投稿を発見。確かに通知が来るように。

なぜこんな基本的なコミュニケーション機能がないのかとぼんやり考えていたのだが、noteは著名人用に作られたコミュニケーション&直販ツールに過ぎないんじゃないかということだった。

著名人は通知せずとも投稿にたくさんのコメントが付くし、わざわざコメント一つ一つにリプライをすることもない。また、ファン同士で交流することもない。お互いに一方的なコミュニケーションになることがほとんどである。noteの投稿をTwitterに流せば、noteにファンを誘導することも容易だ。

つまり、今の機能だけで十分「使える」と。

ただその頼りの著名人も、アクティブに使ってるわけではない。もちろん人にもよるが、写真家の青山裕企氏芸人の伊集院光氏漫画家のCLAMPを見てもらえばだいたいの状況はわかると思う。Twitterと比べてはいけないが、これだけ投稿数が少ないと個人的にあんまり面白くない。

noteはcakesの「ベストセラー作家、マンガ家、学者、人気ブロガー、有名ビジネスマン、写真家、音楽アーティストなど、 多様な肩書きの執筆陣のコンテンツが日々アップされます。」という特徴をそのまま受け継ぎ、コンテンツとして販売するということだけを主体にしているようなので、SNSのように見えて実はSNSではないのかもしれない。もしSNSなら一般ユーザーが主体となって楽しめなければならないし。

結論として、今は一般ユーザーが楽しめる仕様になっていないというのがボクの意見である。

noteはどこへ向かうのか

運営側は「わかりやすくしたいからシンプルにした」ということなのだが、今のところ一般ユーザーが頑張らずに楽しめる要素はあまりなさそうだ。今後アップデートされる機能の順番や種類によってはさらに過疎化が進んでいくかもしれない。

そう考えると最初のリリースは招待制にして、著名人対ファンというのを明確に謳ったベータ版としてリリースした方がよかったのではないか。不便なのはまだガマンできるけど、コミュニケーションが活発化しないSNSは使わなくなるだけである。

これからnoteはどこへ向かおうとしているのか。cakesがマガジンでnoteは単なるマガジン記事の切り売りメディアにしたいだけだろうか。単に著名人を増やしていくだけで一般クリエイターは楽しめないままで行くのだろうか。

…まぁまだ1ヵ月も経ってないメディアなんだけどね。使えそうで使えない今の状態がもどかしくて、ついdisり気味の記事になってしまった。

とりあえずボクの興味はnoteが今後どのような機能をどんな実装スケジュールでやっていくところだ。それによってnoteが楽しめるメディアになるかどうかが見えてくる。

なのでボク自身はしばらくnoteを離れて、もう少しコミュニケーションがしやすくなったらまた使ってみようかなと思っている。


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リョウサトウ

ICTリテラシー教育のNPO法人ワンダフルジャパン代表理事。将来が不安な社会でも誰もが楽しい人生を送れるよう、ICT活用能力を育成する事業を展開しています。

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