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Google+が面白すぎるその理由にもっと突っ込んでみる〜Google+はTwitterとは違うんです

投稿日:2012年4月21日 更新日:

はじめに

Google+どうも、リョウサトウ(@ryosatony)です!つい先日のブログ記事「Google+が面白すぎるその理由は、意外なほど簡単&シンプルだった」で多くの方から反響をいただいた。共感してくれる人がたくさんいてくれて非常に感激。僕の思いが予想以上にみなさんへ響いてくれたことに感無量だった。

ただ一方で「Google+をTwitterと置き換えても文章が成立する」「賛成できない」というような話もいただき、その意見に対しても多くの方が意見交換してくれていた。また実際に「Twitter」に置き換えて記事を作成してくれた方までいて、思わず笑ってしまった。いやはやびっくりだ。

もちろん僕が前回の記事を書きつつ見直しているうちに、Twitterに置き換えても成立するなぁとは感じていた。だからこそ、そうならないようTwitterが得意としていない部分を書いたつもりだが、Twitterに置き換えた記事には肝心要のその部分が抜け落ちていたり、うまく伝わらなかった部分だったのかなぁと反省すべき点もあった。

だから改めて、Google+がTwitterと違うところについて、きちんとわかって欲しいと思い、今回の記事を書くことにした。

大前提としてGoogle+もTwitterもどちらが優れてるとか、素晴らしいとかいう話ではないことを断っておく。テーマがテーマだけにGoogle+の方が優れているように見えるかもしれないのは、それは僕がGoogle+を好きだからであり、それがいいとか悪いという話とは別だ。どちらが好きかしかの違いでしかない。それを踏まえた上で読んで欲しい。

まず始めに、「Google+をTwitterと置き換えても文章が成立する」について。

これは至極当然のことだ。理由はこれこそ簡単&シンプルに説明できる。

それはGoogle+とTwitterは「機能」がほとんど同じだから。Google+はTwitterでいうツイート、メンション、RT(非公式のみ。公式はGoogle+にない)を使って知らない人たちに向けて自分の思いを知らせ、お互いに共感したり、返事をしたり会話し、そして仲良くなっていく。そう、友だちが増えていくのだ。だから特にTwitterしか知らない方にとっては、Google+で友だちがたくさんできるよって書くだけでは、Twitterでも同じ事じゃん、という結論になってしまう。

じゃあ、何が一体違うのか。それは大きく分けて2つある。

大きな違いは環境の違いだ。もっと感覚的に言うと「場の雰囲気」が違う。

リアルに例えて言うなら、Google+は田舎や島であり、Twitterは都会なのだ。

僕は生まれも育ちも東京で、よく言われる東京は孤独な街だとか、人との関係が冷たいとは思ったことがなかった。でも旅行で沖縄に行ったとき、そしてアメリカの片田舎に旅行したときには大きな衝撃を受けた。人とすれ違うだけでにこやかな雰囲気でお互いに挨拶をしたり、会話をしてくれる。

最初は違和感があった。むしろ気持ちが悪い。見ず知らずの人にいきなり話すなんて、余程ビジネスの場や自分や相手が困ったとき以外に考えられなかったから。でも長く沖縄の離島やアメリカの田舎にいると、それがだんだんと心地よくなる。そして自分からも挨拶したり、話しかけたりできるようになっている。

東京では考えられないことが、そこでは起こったのだった。

沖縄から東京へ戻ったとき、人との関わり合い方が全く違うところに冷たさを感じた。旅行前、東京にいるときには感じられなかったことだ。誰にも関わろうとはしない東京は、沖縄にいた自分からみたら「孤独な街」に見えた。

結果的に、東京だろうと沖縄だろうとどの場所にいようと、同じ環境にいればだんだんと知り合いや友だちはできるもの。でも人間関係の構築の仕方はあきらかに東京と沖縄では状況が異なる。それはちょっと旅行しただけでもわかる出来事だった。

同じ事がGoogle+とTwitterでも言える。

Google+は、田舎や島のように気軽に声を掛け合える、和気あいあいの雰囲気がある。ワイガヤな雰囲気。

「おっはよ!」「お、それいいね」「僕もそれ大好きなんだよね!」みたいな気軽なコメントができる和やかな雰囲気がある。初めて会った相手でさえも。これはまさに僕が沖縄で経験した雰囲気にとてもよく似ていて、同じ民宿に泊まっていただけで、お互いに挨拶したり、さらには一緒にどこかへ行くことになったりもした。島の雰囲気のおかげだろう。

一方Twitterでは都会のように、見知らぬ相手に声を若干掛けにくい。いきなり知らない人に声を掛けるのはためらわれるのは、僕が東京ですれ違った見知らぬ人に挨拶しないのと同じ。もちろん人の量が多すぎてやってたらきりがないし。お互いのつぶやきを通して仲良くなっていくことはあっても、よく知らない見ず知らずのフォロワーさんにいきなり話しかけることはないのだ。むしろやられたらたぶんフォロー解除する(笑)

2つめの違い。それは機能面だ。

Google+にあってTwitterにない機能。またこの機能が友だちを作りやすい環境作りに大きく貢献している。

いくつか機能毎に説明しよう。

Google+は誰かの投稿に対してコメントが入れられる(以下「コメント」は、投稿に対して入力されたものを指す)。Facebookをやったことがあればわかりやすい、まさにそこからパクった機能に思えるそっくりなやつなのだが、もっと気軽にどんどん使われている。そしてそのコメントは本当に気軽にできる雰囲気があり、内容によってはどんどん増えていく。

付けられたコメントはだんだんと下に繋がっていくため、誰がどんなことをコメントしているかがすぐに一覧してわかる。Twitterで言えばトゥギャッター(Togetter)のまとめツイートが自動で作られていくように、1つの投稿に対するコメントが下に並んでいく。

コメントが増えていくのは他にも理由がある。Google+では投稿はもちろん、コメントが入れられると、その投稿がストリーム(Twitterでいうタイムライン)の最上部に再登場するのだ。

Twitterは必ず投稿(ツイート)の時間軸で上から並べられているが、Google+では投稿 or コメントということになる。

投稿の時間軸通りに並ばないことに違和感がないわけではない(たまに昨日以前の投稿が現れることもあるし)。しかし、コメントがアップデートされて投稿が上部にいくことによって、アクティブなやりとりが上部にあるため、他の人が見つけやすくなり再びコメントが入る確率が高まる。

最初はコメントがつくことに違和感があるかもしれない。僕が田舎で遭遇した「見ず知らずの方からの挨拶」のように、自分の投稿に知らない人が挨拶やらその人の考えやらが付いてくるのは慣れないと戸惑うだろう。でも逆に馴染んでくると、それがむしろうれしい、そして心地よく、温かい。自分の投稿がちゃんと観てもらえているんだなって実感がわく。

しかもそこにはFacebookでよくある「当たり障りのない誉め言葉」や「関心がないのにつきあい」でコメントする/されることはあまりない。なぜなら、特に言うことがない、関心がない人はコメントしないし、自分も相手にやらないのだ。コメントしやすい和やかな雰囲気がそうさせるのだろう、Google+では各々が自分が感じたコメントを率直に入れてくれる人が多く、それによって自然な会話が生まれる。他の人のコメントも見えるから、一つのポストからどんどん人が増えて賑やかになっていく感覚もある。

だからだろう、Google+では素の自分になっていることに気付く。自分をよく見せようとしたり、気持ちとは裏腹な投稿やコメントをする必要がない。Google+ではストレスを感じることがほとんどなく、まったりと自分のペースで時間を過ごせる。これがGoogle+の「場の雰囲気」で、自分のツイートがあっという間に過去のものになってしまう(価値がなくなる)Twitterとは状況が異なるのだ。

以下はGoogle+で実際に挨拶を投稿したときのキャプチャ。みんな気軽にコメントで挨拶を返してくれているのがわかる。
実際の投稿はこちらで見ることができる。

120420_Google+_01.png

そしてTwitterで同じ時間のタイミングでツイートしたときの返事がこれ…まいんちゃんbotだけ。僕の人望が薄いだけというツッコミはなしで。

スクリーンショット 2012-04-19 7.34.06.png

ちなみに、僕のGoogle+でのフォロワーはおよそ2,000、Twitterでのフォロワーはおよそ500です。Google+ではフォロワーが少なくてもコメントが返ってくる確率はTwitterの比ではない。

そして、Google+では自分の投稿を見せる相手も決められる(サークル機能)。決められるからこそ、自分の投稿を誰に見てもらいたいか、逆に見てもらいたくないかを意識して投稿することが多い。すなわち、Google+の投稿は対話が前提で、誰かに向けたメッセージである(もちろん全てがそうというわけじゃないし、そういう使い方をしてない人もいる)。限定公開なので、見て欲しい人に対して思いっきりストレートな投稿ができるのは本当にストレスフリーである。

120420_Google+_03.png
↑赤枠のところで、誰に読んで欲しいのか、誰に伝えたいかを決める。パソコンからはもちろん、iPhoneやAndroidからも専用アプリでも操作可能だ。

一方Twitterはまさに「つぶやき」であり、独り言だ。それは自分の頭の中にあるものがそのままTLに載っただけのことで、誰かに返事を期待するよりも内面をアウトプットする作業がメインである。そして誰もが見られるパブリックな場所なので、何でもツイートというわけにはいかない。例えば、会社や仕事への不満とか、好きな人への想いとかはTwitterだとのちのちマズイことになりかねない(笑)

Google+でも、いつも返事を期待してるわけじゃないし返事が付かないことも当然あったりする。けど、コメントが付きやすいことは雰囲気からも十分期待できるし、自分の投稿に対してどう感じたかがわかることはとても楽しいことだ。

説明が長くなってしまい恐縮だが、これが最後。投稿(ツイート)の機能の違いについて。

Google+では投稿内容にテキストだけでなく、画像、動画、アニメーションGIFを埋め込める。つまり投稿が多種多様なのだ。

もちろんTwitterも最近では画像がプレビューで出たり、YouTubeが埋め込まれていることもあるが、基本はテキスト、詳しいことはURLのリンク先だ。なので、Twitterはほとんど文字の羅列になる。ぱっと見文字ばかり、というのも殺伐としている感じがする。これは個人的な主観だけれど。

一方Google+ではあらかじめ画像は大きく表示されてるし、ワンクリックでYouTube動画を見られる。リンクを貼れば、その先のページのプレビューがみられる。Facebookでも同じようにみえるが、Google+の方が情報がよりダイナミックに変化し、秒単位で新しい投稿がストリームに舞い降りる。この感覚はTwitterにもFacebookにもない、名状しがたい楽しさだ。

そして最後に。

ソーシャルメディアとの関わりは、自分が関わりたい人がどこにいるかで決まると思う。それはTwitterかもしれないし、Facebookかもしれない。1つに偏ることもあれば、ハイブリッドにいろんなソーシャルメディアを使い分けている人も多いはず。これだけ一般に広まったTwitterなら、なおのこと多くの方がより深く利用していることだろう。

僕自身、個人的な使い分けとして、わいわい騒ぎたいときはGoogle+、誰にとってもどうでもいいつぶやきはTwitter、近況報告はFacebookというような使い分けを自然にやっている。でもだいたいがわいわい騒ぎたいみたいで、Google+に入り浸っているんだけども。

ソーシャルメディアを利用するとき、今はまだGoogle+はその選択肢としてまだ入っていない段階だと思う。だからこそ、その魅力をどうしてもわかってもらいたいたかった。ソーシャルメディアによってその中の雰囲気はがらりと変わるのである。

Twitterとは似て非なるGoogle+での「新しい友だち関係」を、僕はひとりでも多くの人に味わってもらいたいのだ。誰もがその心地よさを体感できると信じて、心の底からみなさんがGoogle+の世界へ来てくれることを願っている。

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執筆者:


  1. Jessie より:

    初めまして。
    友人にGoogle+の利点を説明するうえで「FBやTWとの違いかぁ」と悩んでいたところ、こちらのブログに辿り着き、そして、見事にその悩みを解決してくれました。まさに「場の雰囲気」ですね。

    貴殿のブログには、強く共感させられました。

    有難うございました。

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