話題のSquareが本日到着したので、早速使ってみました。
Squareとは?
Squareは個人のお店などでのカード決済を超かんたんに可能にするシステムで、スマホやタブレットにSquareリーダーと呼ばれる端末をつけて利用します。アプリ名が「Register」となっていて、文字通りガジェットがレジに変身します。
Square入手方法
申し込みもカンタンです。Squareup.comでアカウントを作成、銀行口座を登録して、無料のSquareリーダーを申し込みました。そこから免許証などの必要書類の画像を送り、アカウント承認後3日でリーダーが宅配便で届きました。とにかく申し込みからのスピードは早かった印象。
なお、ローソンでも取り扱いしているようです。すぐ入手したいときはこちらが便利です。本体価格:907円(税抜)で販売されていますが、1,000円が戻ってくるボーナスコードが付いてきます。
[browser-shot width=”150″ url=”http://www.lawson.co.jp/service/static/square/”]Squareリーダー取り扱い開始
まずは商品情報の登録、税金の設定
準備としては、売る商品の情報、税金のパーセンテージなど必要な情報を登録するだけ。価格を空欄にしておくと販売時に価格を入力して決済ができたり、ディスカウントの項目でいくつかの割引設定をしておくこともできます。
売る商品には単一のものから、商品は同じでも色違いがあったりと様々ですが、多くの販売方法に対応しているようです。アプリケーションは無料なので、実際に試してみるとよいでしょう。
iOS用(無料)
Android用Squareレジ – Google Play の Android アプリ
商品情報を登録したあとはその商品をタップすればすぐにお会計の画面です。
画面を見ておわかりいただけるように、現金決済での管理も可能(手数料無料)です。しかしせっかくカードリーダーがあるので、今回は自分のクレジットカードを使って決済をしてみます。なおカード決済は100円以上でないと利用できないようです。
実際にクレジットカードをスワイプしてみる
カードについては、表面が見えるようにして左から右へスライド(スワイプ)します。正直スワイプに慣れてないせいもあり、カード情報の読み取りはちょっと手こずりました。
というのも、デバイスがちゃんと入ってても読まないことが何度かあったのです。その場合は端末を挿し直して再度やるとうまく行く場合が多かったです。お店始めたばかりの方は、決済時にまごつくと精神的によろしくないので、自分のカードでちょっと練習してコツを掴んでおいた方が良さそうに思います。
カード情報が読み取れるとすぐさま与信に入り、承認プロセスに入ります。承認まではわずか1秒程度でしょうか。キャプチャ取る間も与えれてもらえずに完了。あっけなかったです。また、対応しているクレジットカードは現状だとVISAトMasterの2種類のみ。ちなみにJCBでやってみたところ、全くの無反応でした…。
与信が終わっただけではまだチャージはされません。この後サインをもらい、送信することでようやく決済完了です。決済が終わるとお客さまにレシートをSMSかメールアドレスに送ることができます。ここでサインを送信する前にキャンセルすれば取引は成立せず、売上レポートにも何も記録されません。
しかし残念なことにSMSは日本の携帯番号に対応していないらしく、レシートは届きません。再度アメリカの携帯番号で試したところちゃんとすぐにレシートが届きました。この辺は何の注意書きもないので、Square側の記載ミスでしょうか。とにかくSMSは使用しない方がよいでしょう。
実際には、レシートが必要なお客さまには、ご自分のメールアドレスを入れてもらうのがベストだと思います。
レシートの打刻もサンフランシスコの時刻、すなわちアメリカ太平洋標準時(PT)になってるのは要改善点ですね。
決済が終わったら売上レポートを見よう
決済が終わるとメールが来て、カード決済がちゃんと完了したことが通知されます。
また、売上レポートはiPadなどのガジェットからもWebからも日次、週次、月次と見ることができ、そのデザインも非常に見やすいです。
取引内容の詳細を見てみると、カード決済手数料の3.25%を差し引いた金額が表示され、これが実際の売上金額となり、登録しておいた銀行口座へSquareから振り込まれます。
振り込み手数料はどの銀行口座でも無料で、三井住友銀行もしくは、みずほ銀行であれば翌営業日に振り込まれるということです。これはめちゃくちゃ安くてしかもスピーディー!!
三井住友銀行・みずほ銀行じゃなくても売上金は毎週水曜日に締められ、金曜日に振り込まれるということですから非常に迅速です。
三井住友銀行もしくは、みずほ銀行の以外の銀行口座をご登録いただいている場合は、カード決済分の売上金額は、毎週金曜日 正午頃にSquareから銀行口座への振り込み手続きが行われます。毎週木曜日 深夜0時から翌週水曜日 23時59分までに受け付けをおこなったカード決済金額が、翌週の金曜日に振り込まれます。
競合のPayPal Hereと比較するとそのお得さが際立ちます。PayPal Hereではカード決済手数料5%(追記:その後3.24%に引き下げられました)、銀行への振込は5万円未満だと250円の手数料がかかりますからね(PayPal口座から銀行口座へ引き出した場合。通常のPayPal口座と同じく、引き出ししない限り売上金はPayPal口座にプールされていく)。
他にもレジでよく使われるハードウェア(キャッシャー、プリンター、バーコードスキャナー)に対応しているようですが、この辺はわかり次第またこちらでレポートしたいと考えています。
単なる“レジ”としても使える
また、商品情報を登録しなくても、いわゆる典型的な「レジ」としても利用できます。売上金額を入力して進むだけでOK。なお商品金額の上限は999,999円ということでした。
以上です。あまりにカンタンなので拍子抜けしてしまうほど。個人でこんなにカンタンに決済システムがもてる時代が来るとは、本当に感動ものです。個人商店などを営んでなくても、フリーマーケットでの決済や、知り合い同士での売買時の際などでプレイベートユースにもかなり使えそうです。